2021年の空港業界の動向やランキング、現状などを研究しています。

空港業界

AIRPORT

2021年の空港業界の動向や現状、ランキングなどを解説しています。空港業界の過去の市場規模の推移をはじめ、国管理空港と羽田空港の営業収益の推移グラフ、売上高ランキングと新型コロナウイルスの業界への影響について解説しています。ビジネスや投資、マーケティングなどの参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.2兆円

伸び率

-18.0%

利益率

-32.9%

平均年収

575万円

目次

空港業界の現状と動向(2021年版)

グラフは空港業界の業界規模(対象企業の7計)の推移をグラフで表したものです。

空港業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の空港業界の業界規模(主要対象企業7社の売上高の合計)は2,649億円となっています。

  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

空港業界の過去9年間の業界規模の推移

空港業界はコロナで大幅減 上昇トレンドから一転

※こちらの記事は空港業界の動向と現状、ランキングなどを解説しています。旅客航空の動向については航空業界の航空業界の現状と動向をご覧下さい。

国土交通省の空港別収支によると、2019年度の国が管理する24空港の営業収益は、前年比-12.1%の5,199億円、羽田空港(東京国際空港)は前年比-6.0%の3,758億円でした。

国管理空港と羽田空港の営業収益の推移(出所:国土交通省、グラフは業界動向サーチが作成)

空港の営業収益は2012年から2018年まで上昇傾向にありましたが、2019年度には減少に転じています。羽田空港も同様の推移をしており、2019年度の営業収益は新型コロナウイルスの影響を若干受けた業績となっています。2020年度は新型コロナの影響をまともに受ける業績となるため、相当な減収になることが想定されています。統計が公表され次第、ご紹介します。

空港業界は、航空会社への空港施設の貸与、旅客ターミナルの管理・運営、空港での物販販売や飲食サービスなどを手がける業界です。家賃や施設利用料、旅客ターミナル内での物販が主な収入源です。

2020年の空港業界は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、大幅減となっています。国際線は入国制限をしており壊滅状態で、国内線も緊急事態宣言や移動の自粛により旅行客が激減しています。ここ数年、上昇を続けてきた空港業界ですが、新型コロナウイルスの影響で業績が急減する事態となりました。

続いて、空港業界の売上高ランキングを見ていきましょう。以下は2020年の空港業界の売上高ランキングです。

空港業界 売上高ランキング

ランキングを見ますと、首位の成田国際空港と新関西国際空港、日本空港ビルデングの売上高が大きいことが分かります。日本空港ビルデングは羽田空港の航空会社への施設貸与、旅客ターミナルの管理・運営を、成田国際空港は成田空港の施設貸与、旅客ターミナルの整備・運営などを手掛けています。

2020年の売上高は前年に比べて、上位3社が苦戦する結果となりました。全体としては減少傾向が見られます。

施設利用料、物販ともに大幅減 厳しい環境が続く

2020年の新型コロナウイルスの影響により、空港業界の状況は一変しました。

2021年の各社の営業損益は大幅赤字となる見込みです。状況はコロナ次第ですが、各社とも事業継続が最優先課題となっています。各社ともに当初計画の大幅見直しと施設閉鎖などの費用の削減、手元資金の確保を進めています。

2020年の国内線は緊急事態宣言下の5月を底に若干の回復基調にありますが、国際線はほぼ全ての国に対して出入国宣言をしているため、大幅減が続いています。これに伴い、施設利用料の減少や旅客ターミナルでの物販、飲食の販売減が見られます。

羽田空港のEC「HANEDA Shopping」

羽田空港の限定商品も買える「HANEDA Shopping」

IATA(国際航空運送協会)によると、航空需要の回復時期は国内線で2022年、国際線で2024年と予測しています。早ければ国際線で2023年との観測もありますが、先行きは不透明です。一方、コロナ禍によりプライベートジェットの需要の増加、ワーケーションや地方移住など新たな需要の可能性も見られます。

自粛解除後はリバウンドによる需要増も考えられますので、コロナ対策はもちろん、搭乗時の円滑化を図る「FAST TRAVEL」への対応も必要となります。厳しい状況が続きますが、周辺業界とも協力し、この大きな危機をうまく機会に変えていただきたいところです。

空港業界シェア&ランキング(2021年版)

空港業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで空港市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

空港業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 成田国際空港 718 27.1
2 新関西国際空港 620 23.4
3 日本空港ビルデング 525 19.8
4 関西国際空港土地保有 290 10.9
5 空港施設 241 9.1
6 中部国際空港 151 5.7
7 エージーピー 104 3.9
※シェアとは空港業界の規模(対象企業の7社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで空港市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ空港業界の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

空港業界 その他のランキング

空港の関連業界

空港業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
空港業界 対象企業一覧
成田国際空港、新関西国際空港、日本空港ビルデング、関西国際空港土地保有、空港施設、中部国際空港、エージーピーの計7社
注意・免責事項
空港業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。空港業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。