旅行業界の動向や現状、ランキングなど

旅行かばんやパスポート、飛行機など

旅行業界の動向や現状、ランキングなどを研究しています。データは2021-2022年。旅行業界の過去の市場規模の推移をはじめ、訪日旅行者数の推移グラフ、コロナの旅行業界への影響、国内旅行者数と消費額の推移グラフ、今後の見通しなどを詳しく解説しています。

旅行業界(2021-2022年)

旅行業界の推移と基本情報

業界規模

1.2兆円

成長率

-19.9

利益率

-51.14

平均年収

505万円

  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年
  • 21年

旅行業界の過去の業界規模の推移を見ますと、2020年に大幅に減少し、2021年も低水準で推移しています。

旅行業界の動向と現状(2021-2022年)

2021年の訪日旅行者数は2年連続の減少 コロナ前の92%減に

観光庁の発表によると、2021年の訪日外国人旅行客数は前年比40.4%減の245万人でした。前年に比べ386万人減少し、2年連続で減少となりました。

訪日外国人旅行者数の推移

訪日外国人旅行者数の推移(出所:日本政府観光局、グラフは業界動向サーチが作成)

訪日外国人旅行者の推移グラフを見ますと、コロナ前の2019年までは拡大傾向にありましたが、新型コロナの感染が始まった2020年、2021年にかけて大幅に減少しているのが分かります。2021年の訪日外国人数は、コロナ前の2019年と比較すると92%減となっています。

2020年は新型コロナウイルスの世界的な流行に伴う、各国の渡航制限の影響により、訪日外国人客数は大幅に減少しています。これに伴い、訪日外国人旅行者や日本人の海外旅行者数も大幅に減少し、旅行業界は甚大な被害を受けました。

2021年にも各国の渡航制限は続いており、訪日外国人旅行者数は2年連続減少となっています。コロナ前に好調に増加していたインバウンド需要は事実上蒸発したと考えられます。

海外旅行が壊滅状態の中、国内旅行への需要喚起が期待されています。2021年秋には経済再開の動きも見られ、国内の旅行消費は増加しました。2022年の4-5月においても感染者数の減少から、国内旅行の消費が大きく伸びています。コロナによる影響も最悪期を脱したとの見方もあり、今後の回復と躍進に期待したいところです。

旅行業界 売上トップ5(2021-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 JTB 5,823
2 KNT-CTホールディングス 1,399
3 エイチ・アイ・エス 1,185
4 日本旅行 1,080
5 東武鉄道 749

※は旅行関連の部門売上高。旅行業界の2021-2022年売上高ランキングを見ますと、首位がJTB、KNT-CT、エイチ・アイ・エスと続きます。

2021-2022年は、大手旅行会社5社中4社が前年比で増収を記録しました。大幅に減少した昨年から若干の回復を見せています。

訪日客数は低空飛行 2022年から入国制限の引き上げ始まる

地球儀と飛行機

2020年から2022年の外国人旅行者の動向を詳しく見ていきます。

下のグラフは訪日外客数の月別の推移を示したものです。日本政府観光局によると、2022年7月の訪日外客数の推計は144,500人で、コロナ前の2020年1月と比較すると94.6%の減少でした。

月別 訪日外国人旅行者数の推移

月別 訪日外国人旅行者数の推移(出所:日本政府観光局、グラフは業界動向サーチが作成)

グラフを見ますと、訪日外国人旅行者数は新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年1月から大幅に減少し、その後は低空飛行を続けています。2022年からは入国者数の上限の引き上げにより若干の増加が見られます。

訪日外国人や日本人の海外旅行者数は2020年4月以降、低水準で推移しており、外国人の日本旅行、日本人の海外旅行は壊滅状態が続いています。

※2022年の10月11日から1日5万人としていた訪日外国人の入国上限撤廃、ビザなし個人旅行が再開されます。今までは外国人に手間のかかるビザ取得を求めており、これが訪日旅行を妨げる要因となっていました。ビザが免除されたことで多くの外国人が訪日する可能性が高く、旅行業界にとっては大きな追い風となります(2022年9月23日追記)。

2021年後半から国内旅行は回復傾向に リベンジ消費進む

観光地で旅行する人たち

2020年から2022年の国内の旅行者の動向を詳しく見ていきます。

以下のグラフは国内の旅行者数とその消費額の推移を示したものです。日本政府観光局によると、2022年6月の国内旅行者数は2,352万人で、国内旅行の消費額は1兆3,229億円でした。

国内旅行者数と旅行消費額の推移

国内旅行者数と旅行消費額の推移(出所:日本政府観光局、グラフは業界動向サーチが作成)

国内旅行者の推移グラフを見ますと、新型コロナウイルスの感染拡大・縮小により旅行者数が大きく上下しているのが分かります。

直近の動向では、2021年の9-12月、2022年の4-5月に国内の旅行需要が大きく伸びているのが分かります。これらはいずれもコロナの感染が縮小し、経済再開が見られた時期でした。全体的には国内の旅行者数は増加傾向にあり、今後のさらなる増加が期待されます。

国内大手旅行会社のエイチ・アイ・エスによると、2022年には2019年の水準まで回復することを「想定シナリオ」としています。2022年10月には訪日外国人旅行者のビザなし短期来日再開などのニュースも出てきました。ここ数年は非常に厳しい状況にあった旅行業界ですが、ようやく明るい兆しが見え始めてきました。

旅行業界 ランキング&シェア

旅行業界の売上高ランキング&シェアをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収などをランキング形式でまとめました。各種ランキングを比較することで旅行市場のシェアや現状、動向を知ることができます。

旅行業界 売上高&シェアランキング(2021年-2022年)

順位 企業名 売上高(億円)
1 JTB 5,823
2 KNT-CTホールディングス 1,399
3 エイチ・アイ・エス 1,185
4 日本旅行 1,080
5 東武鉄道 ※1 749
6 阪急阪神HD ※1 601
7 日本航空 ※1 458
8 ANAHD ※1 321
9 JR東海ツアーズ ※2 297
10 名古屋鉄道 ※1 258

※1東武鉄道は旅行業、阪急阪神HDは旅行事業、日本航空はジャルパック、ANA HDは旅行事業、名古屋鉄道は旅行業の売上高です。※2JR東海ツアーズは2020年の売上高です。シェアとは旅行業界全体に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで旅行市場における各企業の占有率を知ることができます。矢印は対前年比の増減を表しています。下記のランキングをクリックするとそれぞれ旅行業界の詳細ランキングページにジャンプします。

その他のランキング

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旅行業界 対象企業一覧

エイチ・アイ・エス、JTB、クラブツーリズム、KNT-CTホールディングス、JR東海ツアーズ、日本航空、リクルートHD、ANAHD、日本旅行、東武鉄道、阪急阪神HD、名古屋鉄道、ユーラシア旅行社、旅工房、農協観光、ベルトラ、HANATOUR JAPANの計16社

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