映画業界の動向、現状、ランキング&シェアなどを研究

映画業界

MOVIE

映画業界の動向や現状、ランキング&シェアなどを研究しています。映画業界の過去の市場規模の推移をはじめ、映画館収入と入場者数の推移や2021年の映画興行ランキング、新型コロナの各社の動向などを研究しています。ビジネスや投資、就職や転職の参考資料としてご活用下さい。

業界規模

0.5兆円

伸び率

-6.5%

利益率

-0.5%

平均年収

621万円

目次

映画業界の現状と動向(2021年版)

グラフは映画業界の業界規模(対象企業の16計)の推移をグラフで表したものです。

映画業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の映画業界の業界規模(主要対象企業16社の売上高の合計)は5,868億円となっています。

  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

映画業界の過去4年間の業界規模の推移

2019年の映画館収入は2,900億円 ヒット作に恵まれた1年

映画業界の過去の推移を見ますと、2007年から08年までは微増傾向、その後、11年までに減少傾向が続き、12年からは横ばい、15年から19年は再び増加に転じています。

経済構造実態調査によると、2019年の映画館収入は前年比0.1%増の2,938億円。入場者数は、同5.6%減の1億6,239万人でした。映画館収入は好調に推移したものの、入場者数は前年から961万人が減少、2年連続のマイナスとなりました。

映画館収入と入場者数の推移(出所:経済構造実態調査、グラフは業界動向サーチが作成)

入場料は前年から0.1%減少、映画館収入の約8割のシェアを占めています。一方、入場者数は邦画(-7.1%)、洋画(-3.1%)はともに減少、シェアは邦画が5割強を占めます。

2019年の映画業界は人気作品が相次いで公開、ヒット作に恵まれた年でした。なかでも、新海誠監督の『天気の子』がメガヒット。同監督作品は16年の『君の名は。(16’)』で、歴史的な大ヒットを記録したことにより、公開前から大きな話題を呼んでいた作品です。

このほか、ディズニーの『アナと雪の女王2』、『アラジン』や『トイストーリー・4』、定番作品の『名探偵コナン 紺青の拳』『映画ドラえもん のび太の月面探査機』などが、上位入りを果たしました。

ところが、2020年に入ると状況は一変。新型コロナウィルスの感染拡大によって、各地の映画館では休館や入場制限が行われました。再開後も席を1席ずつ開けるなど感染対策に取り組んでおり、収入は大幅に減少することが予想されています。

2019年から2020年の映画業界大手3社の決算を見ますと、東宝が6.7%増の2,627億円、東映が3.1%増の1,413億円、松竹が7.3%増の974億円。3社そろって増収を達成しています。

コロナ禍でも『鬼滅の刃』メガヒット 興行収入、歴代1位を獲得

2019年の映画業界は数々のヒット作に恵まれた年でしたが、2020年に入り環境は一転します。新型コロナウイルスによる外出自粛や臨時休館が影響し、映画業界は厳しい状況にあります。

一方、そのような状況のなか、2020年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が空前の大ヒット。興行収入は歴代最速の10日間で、100億円を突破しました。その後も記録を更新し続けた結果、『千と千尋の神隠し(13’)』の316億円を抜き、歴代1位を獲得しています。

日本歴代興行収入ランキング

2021年3月時点で同映画の興行収入は382億円を突破。今後、どこまで記録を更新するのかが注目されています。

ただ、コロナ禍での上映は、大半が苦戦を強いられているのが現状です。毎年安定してヒットを飛ばす『名探偵コナン 緋色の弾丸』や『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』は公開延期を発表、その他、100本以上もの作品が延期を余儀なくされています。

大手3社の2021年中間決算では、3社そろって減収減益を発表。『鬼滅の刃』で歴代1位を獲得した東宝においても休業や公開延期の影響は大きく、売上高は38.9%減、利益は72.6%減と前年から大幅な落ち込みを見せています。

各映画館では飲食の提供を取りやめるなど、一定の条件を基に全席販売が行われています。ただ、依然として新型コロナの感染拡大は収束の兆しも見えないことから、業績回復には時間を要すると想定されています。

映画業界シェア&ランキング(2021年版)

映画業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで映画市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

映画業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 東宝 1,919 32.7
2 東映 1,076 18.3
3 東北新社 528 9.0
4 松竹 524 8.9
5 東映アニメーション 515 8.8
6 AOI TYO Holdings 510 8.7
7 マーベラス 255 4.3
8 東急レクリエーション 216 3.7
9 東京テアトル 133 2.3
10 オーエス 61 1.0
※シェアとは映画業界の規模(対象企業の16社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで映画市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ映画会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

映画業界 その他のランキング

映画の関連業界

映画業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
映画業界 対象企業一覧
東宝、東映、東北新社、松竹、東映アニメーション、AOITYOHoldings、マーベラス、東急レクリエーション、東京テアトル、オーエス、フライトHD、きんえい、スバル興業、東京楽天地、中日本興業、武蔵野興業の計16社
注意・免責事項
映画業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。映画業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。