ガス業界のランキング、動向、現状などをリサーチ。

ガス業界

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ガス業界の2019年版(2018-19年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことでガス業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

4兆9,459億円

(58位/136業界)

伸び率

+1.9%

(97位/136業界)

利益率

+3.1%

(81位/136業界)

平均年収

616万円

(77位/136業界)

ガス業界の現状と動向(2019年版)

グラフはガス業界の業界規模(対象企業の売上高計)の推移をグラフで表したものです。

ガス業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2018年-2019年のガス業界の業界規模(主要対象企業17社の売上高の合計)は4兆9,459億円となっています。

  • 08年
  • 09年
  • 10年
  • 11年
  • 12年
  • 13年
  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年

ガス業界の過去11年間の業界規模の推移

増減を繰り返すガス業界 家庭用ガスの需要は伸び悩み

ガス業界の過去の推移を見ますと2009年から14年までは増加傾向、14年から16年までは減少を記録しましたが、16年から18年には再び増加に転じています。近年は増減が激しくなっているのが見れますね。

全国で原子力発電所が停止する中、国内の火力発電の割合が増大しています。その結果、火力発電の燃料となるガスの供給が増加し、近年のガス業界は好調な推移を見せています。

2014年までガス業界は堅調な業績を記録しています。一方、15年には冬季の気温が例年よりも高く、家庭用ガス販売量が減少したことが原因となり、各社減収を記録しています。

2016年のガス販売量は工業用で増加が見られたものの、家庭用での減少が響き、全体としては微増を記録しています。家庭用は省エネ住宅の普及や電化の影響もあり、近年では伸び悩みを見せています。

電力自由化に次ぎ「都市ガスの全面自由化」がスタート

2017年4月、都市ガスの全面自由化が始まりました。16年4月の電力自由化に続き、エネルギーシステム改革の本丸が動き始めました。

都市ガスの全面自由化とは、一般消費者が自由にガス会社を選ぶことができる仕組みです。従来は、エリアごとにガスを供給する会社が決まっていましたが、今後は消費者が自由に都市ガス供給会社を選ぶことができるようになります。

2016年4月の電力自由化の際は、ガス会社が電力業界に参入する例が見られましたが、今回は逆に、電力会社がガス業界に参入する動きがみられました。

今回の都市ガス全面自由化に伴い、ガス会社はもちろん、石油、通信、商社など様々な分野からの参入の声が聞こえます。ガス業界の競争が今後激しくなることが予想される一方、期待された以上に、切り替えが進まないのではないかといった声も聞かれます。

ガス、電力の両自由化は、まだ始まったばかりですので今後の動向に注目が集まります。

気候変動も影響 ガス業界にとって”暖冬”は天敵

一方、ガス会社が持つリスク要因の一つに”暖冬”が挙げられます。これは当たり前のような話ですが、その影響は意外と大きく、決して軽視することはできません。

上図グラフの2015年のガス業界の業績は大きく減少していますが、これは主にこの年の冬が暖冬あったことが原因であるとされています。一般的に暖冬になると家庭用ガスの販売量は減少するため、ガス業界にとっては大きな痛手となります。

近年は、地球温暖化の影響もあり、日本の冬の温度は年々上昇傾向にあります。今後も今以上に暖冬が続くようであれば、ガス会社にとって大きなリスク要因となり得ます。また、地球温暖化が進むと、日本の冬は寒冷になるとの見方もあり、この場合はガス会社にとってはプラス要因となります。

地球の気候が今後どうなるかは分かりませんが、いずれにせよ、気候変動がガス業界に与える影響は大きいと言うことになります。

新エネルギー分野に注力 ガス・電気のセット販売も強化

近年では東日本大震災の影響を受け、企業が自家発電を導入するケースが増えています。

また、家庭用でも、ガスにより電気とお湯を発生させる『エネファーム』や『エコウィル』、太陽光発電事業を展開。従来のガス事業に加え、エコ発電を主とした新たなエネルギー分野の推進を加速しています。

また、近年では2016年4月の電力自由化に伴い、ガスと電気をセットで売るセット販売の営業を強化しています。

ガスや電気のインフラは毎日の生活には欠かせないものであり、そう何度も供給先を変えるものでもありません。一度顧客として囲い込んでしまえば、長期的に安定した収益を得ることができます。各社がセット販売を強化する理由はまさにそれで、ガス、電気両方の囲い込みを目指しています。

ただし、同様のことが電力会社にも言えることで、電力会社も電気・ガスのセット販売を強化しています。電力・ガス両業界で競争が非常に激しくなっており、価格以外で差別化を図るのも難しくなっています。

ガス業界シェア&ランキング

ガス業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することでガス市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

ガス業界 売上高&シェアランキング(2018年-2019年)

  企業名 売上高 シェア
1 東京ガス 19,623 39.7
2 大阪ガス 13,718 27.7
3 東邦ガス 4,611 9.3
4 西部ガス 2,034 4.1
5 静岡ガス 1,431 2.9
6 日本瓦斯 1,225 2.5
7 北海道ガス 1,211 2.4
8 サーラコーポレーション (※) 937 1.9
9 京葉瓦斯 877 1.8
10 広島ガス 818 1.7
※サーラコーポレーションはエネルギー&ソリューションズ事業の売上高です。シェアとはガス業界の規模(対象企業の17社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでガス市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれガス会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

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東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、静岡ガス、日本瓦斯、北海道ガス、サーラコーポレーション、京葉瓦斯、広島ガス、TOKAIホールディングス、K&Oエナジーグループ、北陸ガス、四国ガス、日本ガス、大丸エナウィン、宮崎ガスの計17社
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