飼料業界のランキング、動向、現状、シェア等を掲載しています。

飼料業界

FEED

飼料業界の2021年版(2020-21年)の業界レポート。動向や現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキングを掲載しています。対象企業の過去の業績を追うことで飼料業界全体の現状や動向、傾向を知ることができます。

業界規模

0.5兆円

伸び率

+2.7%

利益率

+2.2%

平均年収

525万円

目次

飼料業界の現状と動向(2021年版)

グラフは飼料業界の業界規模(対象企業の8計)の推移をグラフで表したものです。

飼料業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。

2020年-2021年の飼料業界の業界規模(主要対象企業8社の売上高の合計)は5,664億円となっています。

  • 14年
  • 15年
  • 16年
  • 17年
  • 18年
  • 19年
  • 20年

飼料業界の過去7年間の業界規模の推移

原材料価格に影響を受ける飼料業界 飼料生産量は横ばい傾向

飼料業界の過去の推移を見ますと、2014年から2020年にかけて増減を繰り返しており、ほぼ横ばいで推移しています。

配・混合飼料生産量の推移(出所:農林水産省、グラフは業界動向サーチが作成)

農林水産省の発表によると、2020年の配・混合飼料の生産量は前年比0.04%増の2,414万トンで昨年度とほぼ同水準でした。ここ数年の飼料生産量は2,400万トン前後で推移、横ばいが続いています。

市場シェアは、JA全農、フィード・ワン、日新丸紅飼料、中部飼料、日本農産工業の5社で75%を占めており、その割合は年々増加傾向にあります。

飼料業界は、国内外から家畜の飼料となる穀物や生草などの原材料を購入し、家畜に合わせた加工や配合を行い栄養価の高い餌を作ります。飼料は主に2種で「粗飼料」は、生草や牧草を発酵させたサイレージが原料で、乳牛や肉牛用となります。一方「濃厚飼料」は、栄養価が高いのが特徴で、穀類やマメ類、油脂類などが原料、豚や鶏の餌となります。安全でおいしい食材の提供には良質で安全な飼料が必要不可欠なため、飼料業界はフードチェーンの川上的存在です。

飼料業界の近年の動向を見ますと、2012年は、主原料のとうもろこしが米国の記録的な大干ばつにより高騰。12年8月には史上最高値を記録。その後、13年7月ごろまで高値が続いたものの、13年7月中旬以降、米国産の豊作が見込まれることから値を下げるものの、ウクライナの情勢悪化から相場は再度値を上げる展開となるなどいまだ先行き不透明な状況が続きます。

また、2012年末以降、為替は急激な円安に振れ、原材料価格が大幅に増加。為替による損失は生じていますが、海上運賃が比較的安定しており、こちらは軟調に推移しています。

畜産市況は2012年は需要回復により前年を上回ったものの、豚肉相場は消費低迷が影響し、前年を下回り推移。一方、13年に入ると、配合飼料価格の上昇時に畜産家に対して支払われる補てん金が第3四半期には満額補填されたため、畜産市況の厳しい経営環境は幾分和らぎました。

2014年10月には、協同飼料と日本配合飼料が経営統合し、フィード・ワンが発足。同社の売上高は2,000億円を超え、飼料業界首位の会社となりました。14年の飼料業界は、為替が円安に振れたことが原因で飼料価格が上昇。各社の業績を圧迫しました。

2017年、18年に入ると、主原料のとうもろこしは8月に大きく値を下げた以降、一定の幅で推移しました。一方、大豆粕は天候不順の影響により、高値傾向となったことからやや厳しい状況となりました。為替はやや円安のレンジ幅で動いており、こちらも業績を圧迫する要因となっています。

飼料業界は、為替や原材料であるとうもろこし、大豆等の価格の影響を受けやすい業界であります。年度別の推移が安定しないのもこれらの要因によるものだと考えられ、今後の飼料業界も為替や原材料価格の推移に合わせて上下することが予想されます。

近年、国内では飼料用米の生産に力を入れています。飼料用のコメはとうもろこしとほぼ同等の栄養価があるとして畜産農家の間で利用が増えており、飼料用米の作付けが拡大傾向にあります。

また、2019年の飼料自給率は25%と前年から変わっておらず、ここ10年で25~28%の間で増減を繰り返しています。政府は2030年までに、飼料自給率を現状の25%から34%に上げる目標を掲げており、「粗飼料」は77%から100%に、濃厚飼料は12%から15%に上げることを発表しています。

2020年(2021年3月決算)の飼料大手3社の業績を見ますと、売上高前年比はフィード・ワンが0.2%減、中部飼料は1.0%増、日本農産工業は16.4%の減少でした。飼料企業上位7社中5社が減少、3社が横ばいを記録しています。

飼料業界シェア&ランキング(2021年版)

飼料業界内における売上高及びシェアのランキングをはじめ、純利益、利益率、総資産、従業員数、勤続年数、平均年収をランキング形式でまとめました。
各々のランキングを比較することで飼料市場内のシェアや現状、動向を知ることができます。

飼料業界 売上高&シェアランキング(2020年-2021年)

順位 企業名 売上高 シェア
1 フィード・ワン 1,621 27.5
2 中部飼料 1,531 26.0
3 日本農産工業 1,416 24.0
4 昭和産業 516 8.8
5 日和産業 403 6.8
6 林兼産業 176 3.0
7 ヨンキュウ 133 2.3
8 日本甜菜製糖 100 1.7
※フィード・ワン、中部飼料、昭和産業、日和産業、林兼産業、ヨンキョウ、日本甜菜製糖は飼料事業の売上高です。シェアとは飼料業界の規模(対象企業の8社合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで飼料市場における各企業の占有率を知ることができます。各ランキングをクリックするとそれぞれ飼料会社の詳細ランキングページにジャンプします。矢印は各企業の売上高の前年比の増減を表しています。

飼料業界 その他のランキング

飼料の関連業界

飼料業界を見た人は他にこんなコンテンツも見ています。周辺業種の現状や動向、ランキング、シェア等も併せてご覧ください。
飼料業界 対象企業一覧
フィード・ワン、中部飼料、日本農産工業、昭和産業、日和産業、林兼産業、ヨンキュウ、日本甜菜製糖の計8社
注意・免責事項
飼料業界の動向、現状、ランキング、シェア等コンテンツ(2021年版)は上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。飼料業界のデータは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。